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「JT杯」レジェンド棋士に初出場棋士が挑む

「JT杯」レジェンド棋士に初出場棋士が挑む
羽生 善治 九段 対 佐々木 大地 七段
― 明日7月27日(土)ツインメッセ静岡(静岡県静岡市) ―

「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)一回戦第四局(静岡大会)は、35年連続35回目出場の羽生善治九段と初出場の佐々木大地七段が対局。静岡県静岡市のツインメッセ静岡で開催される。事前申し込みにて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局として熱戦が繰り広げられる。また、その模様は15時35分からABEMAでも生中継される。

一回戦第四局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/8TAvBMeuumDX67

羽生 善治 九段 対 佐々木 大地 七段

■対局の見どころ
両者の対戦成績は、羽生九段の3勝1敗から佐々木七段が二連勝し、タイスコアとなっている。戦型は相掛かりが3局、角換わりが2局(2局とも先手佐々木七段の早繰り銀)、先手羽生九段の矢倉模様に対し佐々木七段の中住まいが1局。定跡通りではなく、両者とも力戦調の戦いに持ち込んだ展開が多い。直近2局が相掛かりであり、今回もそうなる可能性が高いと思われる。いずれの戦型になっても、どちらが先攻するのかが見どころになる。佐々木七段は「JT杯」初登場であリ、この舞台で過去5回の優勝がある羽生九段に一日の長があるのは否めないところだ。持ち時間の短い早指し棋戦での対戦は過去に1局あり、それも羽生九段が勝利している。とはいえこの将棋界の大看板と昨年タイトル戦に2回挑戦した勢いある若手のフレッシュな対戦は見応えがあり、公開対局で見られるのは将棋ファンにとってまたとない機会だ。

■注目の対局を盛り上げるのはこの3人

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大盤解説は、日本将棋連盟、棋士会会長の中村修九段。若手六段時代に棋聖戦、王将戦と挑戦をしてブレイクし、「JT杯」出場を果たした。今回の佐々木七段と似た経歴を持つ。一見とらえどころのないような棋風は「不思議流」と呼ばれ、また相手の攻めを全力で受け止める独特の守りの姿勢は「受ける青春」と称された。ベテランの味のある解説に期待だ。

(写真)左から 解説/中村 修 九段 聞き手/本田小百合 女流三段 読み上げ/宮宗紫野 女流二段

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※タイトル・段位は2024年7月26日現在のものです。

■ABEMAでの生中継スケジュール
開催日 大会 対戦カード ABEMA生中継
開始時間
7/27(土) 静岡大会 一回戦第四局 羽生九段 vs 佐々木七段 15時35分~終局
8/3(土) 福岡大会 二回戦第一局 永瀬九段 vs 稲葉八段
8/31(土) 中国大会 二回戦第二局 渡辺九段 vs 豊島九段 15時25分~終局
9/14(土) 熊本大会 二回戦第三局 丸山九段 vs 広瀬九段

※放送開始時間は変更になる可能性があります。
※ABEMAについて:ABEMAは無料動画配信サービスです。パソコン、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。視聴に関わるデータ通信料はユーザーのご負担となります。https://abema.tv/

■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。

■大会名義
主催 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛 JT、テーブルマーク

■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi

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