矢倉囲い(金矢倉)
解説
矢倉囲いは将棋の囲いの一つ。非常に古い戦型で現存の棋譜では1618年本因坊算砂と大橋宗桂の対局が初出である。居飛車でよく使われる代表的な囲いの一つ。
先手でいえば、玉将を8八に、左金を7八、右金を6七に、左銀を7七に移動させたものをいう。
この一般的な矢倉を金矢倉とも呼ぶ。角が攻めにも守りにも効くので、角が好きな人向けの囲いらしい。
長所
- 全体的に堅い囲いである。
- 特に上部からの攻撃に強い。
短所
- 7八の金を守っている駒が玉1枚だけであり、横からの攻撃に弱い。
- 端攻めにも弱いので注意が必要。