将棋研究

袖飛車

 987654321  
 香車桂馬銀金玉金銀桂馬香車先手
  飛車     角 
 歩歩歩歩歩歩 歩歩 
       歩   
           
       歩   
 歩歩歩歩歩歩 歩歩 
後手 角金   飛車   
香車桂馬銀 玉金銀桂馬香車 

袖飛車

概要

袖飛車(そでびしゃ)は、将棋の戦法のひとつで居飛車に分類される。先手ならば飛車を3筋に、後手ならば飛車を7筋に振る。通常振り飛車には含めないが、振り飛車からの変化でこの戦法へとつながることも多い。狙いは対居飛車と対振り飛車で全く異なる。英語名称はSleeve Rook。

対居飛車戦

奇襲の一つとされ、相手の玉頭から攻めるのに用いられる。初手から飛車を袖飛車にするか、3筋の歩を突くことが多い。実戦例が少ないため、定跡としては未完成の部分が多く、この仕掛けが成立するかどうかは微妙なところである。

対振り飛車戦

対後手ツノ銀中飛車に対する有力な対策として、加藤一二三の「加藤流袖飛車」は実戦例も多く、対ツノ銀中飛車における主流戦法であった。近年は居飛車穴熊戦法がツノ銀中飛車を壊滅に追いやったために、ツノ銀中飛車自体が採用されず、殆ど見ることがなくなった。