袖飛車
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袖飛車
概要
袖飛車(そでびしゃ)は、将棋の戦法のひとつで居飛車に分類される。先手ならば飛車を3筋に、後手ならば飛車を7筋に振る。通常振り飛車には含めないが、振り飛車からの変化でこの戦法へとつながることも多い。狙いは対居飛車と対振り飛車で全く異なる。英語名称はSleeve Rook。
対居飛車戦
奇襲の一つとされ、相手の玉頭から攻めるのに用いられる。初手から飛車を袖飛車にするか、3筋の歩を突くことが多い。実戦例が少ないため、定跡としては未完成の部分が多く、この仕掛けが成立するかどうかは微妙なところである。
対振り飛車戦
対後手ツノ銀中飛車に対する有力な対策として、加藤一二三の「加藤流袖飛車」は実戦例も多く、対ツノ銀中飛車における主流戦法であった。近年は居飛車穴熊戦法がツノ銀中飛車を壊滅に追いやったために、ツノ銀中飛車自体が採用されず、殆ど見ることがなくなった。